この世は苦、しかし喜びと幸せはここにあり

50代 男性 個人事業主 

 

(2024年5月3日~5月6日瞑想法基礎徹底リトリートにご参加 @法喜楽堂)

 
不安と期待の中で始まった瞑想リトリート4日間でしたが、石川先生のご指導とサポートをされている先生のゼミの学生さんのおかげで、快適にそして充実した実り多い4日間を過ごすことができました。ありがとうございました。
 
美しい富士山を望む静かな環境と適切な指導、俗世間の喧騒から離れた空間で行う瞑想には格別の深みが生まれます。アーナパーナサティから始まりヴィパサナ、歩く瞑想、言葉の瞑想、食べる瞑想、呼吸を使った瞑想、慈悲の瞑想など様々な瞑想法を行いそして考察し、心身の気づきを深めていきます。回数を重ねるごとに深くなる瞑想は、私にとってとても良い学びと気づきになりました。そして毎朝唱える勤行は石川先生と学生さんの美しい声と心地のよい抑揚で、聞いていると心が清く晴れ渡る思いがしました。このようにとても癒されるリトリートなのですが、注意が必要なのは日ごろから瞑想や座禅をして20分程度は楽に座り続けることができないと、脚の痛みとの戦いになってしまうので瞑想の集中が保てず、これらの良さを満喫できないので、先ずは日常に瞑想を取り入れ座る練習をしてから参加することをお勧めします。
 
そしてこのリトリートのもう一つの良いところは、唯々瞑想を続けるだけではなく座学にて初期仏教を学べるということがあります。初期仏教とは純粋なお釈迦様の教えであり、日本の現代仏教とは異なるところがあります。私は初期仏教にとても興味を持っていましたので石川先生のお話は大変ありがたいものでした。難しいことをわかりやすく、その豊富な知識を出し惜しみすることなく説いていただけるのは、当然のことながら難解な本を読むよりも何倍も理解でき記憶に残ります。
 
これから先、自分の生きる意味を知るため、正しく生きるため、そして納得できる意味ある人生を送るためにも、今回のリトリートはとても大切な道標となりました。仏教におけるダンマ(真理)を記憶、吟味し実践すること、そして心静かに瞑想することが悟りへ近づく道。この二つを車の両輪としてうまずたゆまず続けていくことをこれからの私の課題として、少しでもましな人間になれるよう精進したいと思っています。
  

 
(2024年5月3日~5月6日瞑想法基礎徹底リトリート にご参加 @法喜楽堂)
 

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