長かったさすらいの旅もこれで幕引き!?
50代・自営業
(2024年8月31日~9月5日アーナーパーナサティ16step徹底リトリート にご参加 @NWEC)
今を去ること20年。九死に一生を得た私の、心の平安を求めるさすらいの旅は始まった。
瞑想をはじめ、ヒーリングやスピリチュアル系ワーク、浄化儀礼……とにかくアンテナに引っかかったものは可能な限り試してきた。
しかしながら、講義を聴講しても、ヒーリングの勉強をしても、その場では理解した気になるものの、継続したいと思えるほどの得心がいかず、どれも中途半端なまま。それなのに、好奇心だけは旺盛。もはや、試食だけして一生を終えていくのだろう、と思っていた。
そんな折、積ん読リストに入っている(申し訳ありません!)本の著者・石川先生の瞑想リトリートが開催されるという情報をキャッチし、一も二もなく参加を申し込んだ。
石川先生の法話はとにかくわかりやすく、おもしろい!誰も寝てはいない!
「法喜楽庵」とは、なんという的確すぎるネーミングなのだろう。こんなに法(ダンマ)を、喜びながら楽しく学べる場所が他にあったら教えてほしい。
学生時代に暗記しただけの仏教用語の数々を、仏教に縁遠い私でも平易な解説のおかげで理解できた。
ここだけの話、過去に参加した法話の集いでは舟を漕ぐ聴衆の姿を数々見てきたが、私が見る限り今回は誰も寝てはいなかった。いや、あたかも寄席の高座で話されているかのような佇まいの石川先生のお話に、私が集中しすぎていただけかもしれない。それほどまでに魅力的な法話である。
ところで、実のところ、私はリトリート中、サマーディには到達せず、何らかのビジョンが見えたり体感があったりという特異な経験もしていない。
しかし、今までにない感覚が、心の中に育っているのを実感している。
言うなれば、ロウソクの光。
八正道、そして私のような迷いがちな人間の修行の助けになるであろう「不完全なりの積み重ねがある」というお言葉を胸に、瞑想に励み、自分をととのえ、心を波立たせず、正しく観察することで、この光の灯っている感覚を、一生かけて細く長く保ち続けていきたい。
長かったさすらいの旅の幕引きが、おそらくついにやってきた。
石川先生、白井さん、原島さん、同期受講の皆さんに深く感謝しております。
コメント:
さすらいの旅を終焉させられるのは、
唯一本物のダンマを確信したときだけです。
幕引き後のプロスは幸せの道です。楽しんで参りましょう。
幸せでありますように
(石川勇一)
(2024年8月31日~9月5日アーナーパーナサティ16step徹底リトリート にご参加 @NWEC)
(顔出しOKのリトリート参加者による集合写真・ダンマフレンドです)
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