身体の痛み、心の葛藤を体験し、瞑想が楽しみに
50代 女性 会社員
( 2019年8月10日~15日出入息随念16step 瞑想リトリートにご参加 @法喜楽堂)
椎間板ヘルニアの治療中で、坐るだけで身体が痛む中での参加でしたので、瞑想中は常に痛みとの闘いで、先生や一緒に参加されている方々に温かく見守っていただけたことにまずは感謝を申し上げます。
それでも3日目ぐらいから瞑想に集中することもでき、ふだん自分は感情に乏しいと思い込んでいたのですが、実は自分がたくさんの感情を抱いていたのに押し込めていたんだということに気づかされました。自分の中の思い込みやこだわりなどにも気づき、驚かされることも多かったです。ダメな自分の姿に失望することも多かったし、怒りも湧きましたが、合宿が終わる頃にはご縁をいただいている方々はもちろんのこと、人間や生命に対する「愛おしさ」のような感覚に包まれた自分がいました。今までにない感覚でした。
瞑想は幸せなどの結果を求めるものではなく、「今」を見据えて、ここでこの私として生きる元気を与えてくれるもので、とても現実的なもの。合宿に参加する前は、悟りとか正しさとか真理とか、そういうことで頭がガチガチになっていて、それを思いっきりリトリートでそぎ落とされたのだと、思います。そして、「悟りとかいいや。(悟りを否定しているわけではありません)人間やってるのも面白いじゃん。この自分の人生を生きよう。」と思うようになりました。
法喜楽堂は緑に囲まれたとても気持ちの良い場所。もともとのキレイさもありますが、一緒に参加されたみなさんが気づきを保ちながら居られるので清潔で居心地のよい空間でした。お風呂も効率よく入浴できるよう希望する時間を記入できるようリストを作ってくださっていたり、洗濯もそれぞれが様子を見計らって空いた時間にできるし、雑巾やタオルなども用途がちゃんと判るように置いてくださっていたり、会話がなくても心地よく過ごせるように配慮してくださっています。だから安心して過ごせました。
1日2回の食生活も身体にはとても心地が良かったです。6日間でその食生活に慣れて胃が繊細になっていたようで、今まで自分が食べてきたものが重苦しく感じられ、食生活にも変化が現れています。また、扉の開け閉めや物を置くとき、歩き方など普段の生活の中でなるべく気づきをもって行動するように心がけるようにもなりました。
もちろん教えていただいた「出入息随念」も朝晩各30分続けています。この朝晩の時間が、1日の中でとても楽しみな時間にもなってきています。
今後もますます瞑想を深め、気づきのある生活を楽しんでいきます。
御指導本当にありがとうございました。
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